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過眠症の季節性うつ病
気分障害における睡眠障害の症状の特徴は不眠症ですが、なかには過眠症のうつ病もあり、その代表例が季節性うつ病です。
季節性うつ病のうち冬季うつ病は、秋から冬にかけて抑うつ症状が起こる疾患です。
一般のうつ病に多い不眠、食欲不振よりも、反対に過眠、過食の症状がみられます。
過食症状としては、炭水化物や糖質を過剰に摂取するのが特徴で、一般のうつ病では体重の減少が認められるのに対して、季節性うつ病では体重増加という身体症状を伴います。
秋から冬にかけて理由もなく気がめいり、昼間の眠気が著しく、さらにはごはんやパンや甘いものがやたらと食べたくなり、そのため体重が増加してしまうのです。
季節性うつ病の原因の一つに、遺伝的要因が指摘され、またもう一つの原因としては、日照時間の変化が生体リズムにさまざまな影響をもたらしていることといわれています。
秋や冬になると、日照時間が減少するため、睡眠覚醒のリズムやホルモンの分泌のリズムに影響を及ぼし、脳の活性が低下しうつ状態をまねくと考えられているのです。
うつ病がんばるな!
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