パニック障害とレム睡眠

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パニック障害とレム睡眠

不安障害とは、強い不安感や恐怖感にとらわれ、それが突発的、断続的、あるいは長期間にわたって起きるので、日常の生活や活動に支障をきたす精神障害です。

不安障害は、その原因や症状から、全般性不安障害、パニック障害、恐怖症、強迫性障害に分類されます。

これらの不安障害のうちパニック障害は、いきなり動悸、息切れ、頻脈、発汗といった不安症状が出現する病気です。

ちょっとしたきっかけで頭の中が真っ白になり、激しい動悸やめまいや息切れが起こるのです。

パニック障害の睡眠障害の特徴は、レム睡眠が早くなることで、入眠から最初のレム睡眠があらわれるまでの時間が短くなるのです。

パニック障害の人は、レム睡眠の密度が低く、中途覚醒や体動時間も多くなります。

つまり、入眠して深い睡眠のノンレム睡眠に入った後、短い時間でレム睡眠に入ってしまい、途中でよく目を覚まし、寝返りを打つなどしょっちゅう体を動かしているのが、パニック障害の人の睡眠状態なのです。

パニック障害特有の症状であるパニック発作も、しばしば睡眠中に起こります。

パニック発作は昼間より夜中に発生することが多くパニック障害の人のうち約70%の人が、睡眠中に動悸や息切れなどの発作を経験しているのです。

パニック障害の治療は、薬物療法が中心となります。、

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