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非定型うつ病の休養
うつ病治療は、休養、薬物療法、精神療法の3つとされ、中でも休養が一番大切であるとされています。
しかし、これは定型うつ病の場合で、非定型うつ病の人にとっては、仕事を休むことが必ずしもよいとは限らないのです。
非定型うつ病には、気分反応性という特徴があり、周りで起こる出来事に気分が左右されてしまいます。
好ましいことがあると、うつ気分は軽くなりますが、逆に嫌なことがあると落ち込みは激しくなります。
そのため、仕事への意欲が強い人が休職したりすると、さらにふさぎこんでしまうようになってしまうのです。
また、非定型うつ病には過眠が伴い、家にいてゴロゴロと寝てばかりいれば、睡眠と覚醒のリズムが乱れ、病気が悪化したり、そのまま引きこもりになったり、仕事そのものを辞めてしまう場合もあるのです。
気持ちを前向きにして仕事を続けることで、病気がよくなる人も多くいるのです。
非定型うつ病の人は、うつ状態が中等度で、体が動くようだったら、多少は無理してでも仕事を続けた方が経過がよい場合が多いのです。
これは、ケースバイケースで、人間関係が複雑な職場でそれが発症の誘因と考えられる場合や、職場に対する恐怖心や嫌悪感が強い場合は、休職した方がよいと考えられます。
いずれにしても非定型うつ病になると、非常に疲れやすくなりますから、仕事を続ける場合も、節制を心がけ、規則正しい生活をすることが大切です。
うつ病がんばるな!
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