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心的外傷後ストレス障害の原因
心的外傷後ストレス障害PTSDは、生命の危険にかかわるような重大な事件を自分自身で体験するか、あるいは他人が体験するのを目撃し、激しい恐怖やストレスなどに襲われることから始まります。
事件後、多くは半年以内に、次のような症状が現れます。
@ストレス源となった事件に関する思い出が、自分の意思に反して繰り返し現れます、これをフラッシュバックといいます。
A事件についての嫌な夢を何度も見たり、まるでその事件のなかにいるように行動したりします。
B事件を象徴するような事柄に触れると、激しく心が痛み、不安の身体症状が現れます。
C事件と関連する事柄を避ける、事件を思い出すことができなくなる。
D睡眠障害、イライラする、集中ができない、おどおどする、小さなことにすぐびっくりするなど、神経の過敏状態を伴います。
PTSDの原因となるストレスは、母親に酷く叱られたり、父親になぐられるなど、日常的なものではなく、大災害で瀕死の重傷を負う、激しい虐待を長く体験する、戦争で捕虜になり拷問を受けるなど、すさまじい恐怖や苦しみの経験です。
ただし、全ての人がPTSDになるわけではなく、与えられたストレスの強さと、与えられた人の感受性の程度が相互に関係するのです。
うつ病がんばるな!
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