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非定型うつ病とPTSDの類似
非定型うつ病でも、PTSDのようなフラッシュバックの症状が見られますが、同じフラッシュバックでも、内容はかなり異なります。
PTSDでは死に瀕するような激烈な事件の記憶ですが、非定型うつ病は、母親から叱られたようなときの経験のような、比較的に日常的に起こる出来事です。
非定型うつ病のフラッシュバックは、病気によって感情が敏感になるために現れるもので、PTSDのような、命をおびやかされるような恐怖症状にはなりません。
また、非定型うつ病とPTSDで他に似ている点は、ストレスホルモンといわれるコルチゾール(副腎皮質ホルモン)の反応です。
ストレスを感じるとコルチゾールが大量に分泌され、そのため定型うつ病では、このコルチゾールの血中濃度が高まるのですが、非定型うつ病では、逆にコルチゾールが過剰に抑制されてしまいます。
PTSDでも似たホルモン反応が見られるのです。
フラッシュバックの症状が現れたり、ストレスホルモンの反応などにているところがあり、また、非定型うつ病のひとは、定型うつ病の人と比べ、幼少時の心的外傷経験が多いといわれています。
うつ病がんばるな!
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