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パニック障害の薬の服用期間
パニック障害の治療薬は脳に作用する薬ですので、脳に悪影響があるのではないか、中毒になるのではないかと心配したり、症状が軽くなったからといって、服用を途中でやめてしまう人がいます。
しかし、パニック障害の治療には薬は必須のもので、脳への悪影響や中毒については全く心配はないのです。
それよりも、途中でやめてしまうことのほうが害は大きいのです。
それまで服用していた薬を突然中断すると、病気が再発しやすくなったり、それまで服用していた量ではコントロールできなくなるといったことが起こるのです。
パニック障害は慢性病で、ちょっとした不安や軽い身体症状があるだけでも、広場恐怖やうつに発展したりしますから、薬をきちんと服用して、徹底的に治しきることが重要なのです。
薬物療法は、最初の2週間から2ヶ月は、パニック発作をコントロールし、発作が出ないようにすることを目的に薬を服用します。
1ヶ月から3ヶ月は、発作の再燃や残遺症状をコントロールしながら、症状や薬の効きめ、副作用の状態などをみて、なるべく少ない副作用で、効果が現れるように調整していきます。
半年から1年は、症状が完全に消えたことを確認しながら、維持療法として服薬を続けます。
3年から5年は、段階的に薬の量を減らし、最後は薬を飲まなくてもすむ、断薬までもっていきます。
やめるときもいきなりではなく、薬を飲んだり飲まなかったりして、その後完全に断薬します。
うつ病がんばるな!
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