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不安と抑うつの発作の激しさ
定型うつ病では、憂うつ感は朝強く、夕方になるとやわらぎますが、非定型うつ病では、反対に夕方から夜にかけて、それもほとんど不意に、不安・抑うつ発作という形で現れます。
発作のときは、それまでの精神状態がスイッチを切り替えたかのように、別の精神状態に移り、まるで別人のような行動をとります。
@身体症状
わけもなくボロボロと涙が出ます。
A精神症状
「誰も自分を理解してくれない」「自分は世界一不幸だ」といった自己憐憫、「**さんは自分と比べて、なんて恵まれているんだろう」といった嫉妬、羨望の気持ちが出てきます。
過剰に絶望したり、激烈な焦燥感に襲われたりすることもあります。
B発作への対処行動
過剰な喫煙、過食、飲酒、異性への刹那的な接近、器物破壊、自傷、大量の薬物摂取、自殺企画などです。
感情の病気ですから、不安・抑うつ発作のような激しい情動の変化前面に出るときは、すさまじいものになるのです。
その苦しみを理解しないで、責めるだけでは病状はますます悪化するので、こういうときこそ、周囲の人の支えが必要になるのです。
うつ病がんばるな!
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