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ストレスと非定型うつ病
うつ病になると、本人や家族は「どうしてこんな病気になったのだろう」と思うのですが、うつ病そのものの原因は、まだ解明されていません。
ただ、発病するには、いくつかの「きっかけ」や「誘因」が関係すると考えられています。
ストレスはうつ病にとって重要なリスク因子とされ、ストレスとは、心に受けた刺激によって起こる精神的な緊張をいいます。
厳密には、刺激はストレッサー、それによって引き起こされるのはストレス反応と区別します。
ストレッサーになるのは、騒音や寒暖、細菌などの物理的なもの、空腹、痛み、熱など身体的なもの、怒りや悲しみなど心理的なもの、人間関係や仕事、経済問題など社会的なものがあります。
ですので、いつもストレスにさらされながら生活しているのですが、それでも通常なら心の働きでうまく処理しているのです。
しかし、ストレスが強すぎたり、ストレスが蓄積されたりすると、心にも体にもさまざまな悪影響が出てきます。
身体面では、免疫系や自律神経系、内分泌系に作用して体調を崩します。
精神面では、不安やイライラ、気力の低下を招き、うつ状態に陥ることにつながります。
問題は、ストレスそのものにあるのではなく、その強さの程度や受け止め方にあり、その受け止め方には性格も関係し、それによってうつ病になる、ならないが分かれるとされます。
うつ病がんばるな!
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