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うつ病になる真面目な性格
うつ病の発症には、その人が今置かれている状況を、どのように考えるか、ストレスをどのように受け止めるかといったことが深く関わります。
これには個人差があり、同じ状況にあるのに、うつ病になる人とならない人がいます。
よく言われるのが、考え方や受け止め方の基本となる、うつ病になりやすい性格があるのではないかということです。
ただし、性格だけがうつ病を引き起こすのではなく、性格はあくまで要因の一つで、周りの状況や環境、養育歴、体調など、さまざまな誘因が絡み合って、うつ病を発症します。
うつ病になりやすい性格として、メランコリー親和型性格と執着気質があると考えられています。
@メランコリー親和型
秩序や決まりごとを好み、几帳面、真面目、勤勉、誠実、律儀、世話好き、他人に対して気配りする、といった特徴があります。
物事や人間関係がきちんと秩序どおりになっていないと気が済まず、それまでの秩序が変わったり、秩序が崩れて新しい形になったり、今まであったものがなくなったりすることに非常に敏感で、変化に弱い側面を持ちます。
そのため、定年、結婚、出産、家族との死別などをきっかけにうつ病を発病することがあります。
A執着気質
仕事熱心で集中力があり、凝り性、几帳面、正義感や責任感が強いという特徴があります。
このような性格の人は、頼まれると断れず、何でも自分で抱え込み、がんばりすぎて疲れ果て、うつ病になってしまうようです。
うつ病がんばるな!
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