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フラッシュバックと依存症
フラッシュバックとは、心の傷をもたらした過去の出来事を、突然、非常に鮮明に思い出したり、夢に見たりする現象です。
この現象は、心的外傷後ストレス障害PTSDや急性ストレス障害といった心の病気で典型的に現れますが、非定型うつ病でも見られることがあります。
PTSDでは、過去に味わった死ぬほどの恐怖体験が、視覚的に現れ、まるで今起こっているような感覚に襲われ、それに伴う感情も非常に苦しいものになります。
非定型うつ病では、それほどの激烈な体験ではなく、母から叱られた、同級生に馬鹿にされた、彼から暴力を受けた、といった記憶です。
本人にとっては辛い思い出ですが、PTSDのような激烈なものではなく、日常的に多くの人が体験する出来事です。
ただ、フラッシュバックが見られるということは、PTSDに類似した一面があると考えられ、幼少時代の心的外傷体験が多いと考えられています。
非定型うつ病の人は、さまざまなものに依存する場合があり、例えば、アルコールで、これには不安や恐怖を一時的にまぎらわす作用があるため、飲んで気分が軽くなった感覚が忘れられず、次第に酒量が増えていき、依存するようになります。
ギャンブルや買い物、インターネットなどにのめり込む人もいます。
性欲が高まる場合もあり、恋愛、セックス依存になる場合もあります。
うつ病がんばるな!
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