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定型うつ病と非定型うつ病の違い
うつ病の基本症状は、気分の落ち込みで、定型うつ病の場合は、ずっと落ち込んだ気分が続きますが、非定型うつ病の場合は、度を越して気分が浮き沈みします。
うつ病のもう一つの基本症状は、物事に興味や関心がなく、喜びを感じることができないことで、これは定型うつ病では特徴的な症状ですが、非定型うつ病の場合は、好ましいことや嬉しいことがあると、気分が晴れてすっきりするのです。
@1ヶ月で、体重の5%以上痩せるか太ります。
定型うつ病では、食欲がなくなることが多いのですが、非定型うつ病の場合、痩せることは稀です。
非定型うつ病では、多くの場合、食欲が増して無茶食いをし、特に甘いものが無性に欲しくなり、その結果、体重が増えます。
Aほとんど毎日、眠れない、又は寝すぎる。
定型うつ病では、初期は朝早くに目が覚め、病気が進むにつれて、眠れない、熟睡できない、寝ても途中で目が覚める、といったことが起こり、眠りが足りない状態になります。
一方、非定型うつ病では、寝すぎ(過眠)になり、過眠とは、1日10時間以上眠る日が週に3日以上ある状態です。
B毎日イライラしているか、何もやる気がない。
これらの症状は、自覚症状ではなく、周囲から客観的にながめたときに認められる症状です。
理由もなくイライラするのは非定型うつ病によくみられ、定型うつ病では何もやる気が起こらなくなります。
C毎日疲れやすいか、又は気力がない。
定型うつ病の場合は、だるさや倦怠感が強くなり、非定型うつ病では、初期から強い疲労感を訴え、単なる疲労感を超えて、手足が鉛をつめたように重く感じるようになります。
D自分に価値がないと感じたり、悪いことをしたと思う。
非定型うつ病の人は、周囲に迷惑をかけているという意識を持っていますが、通常考えられる範囲ですが、定型うつ病の人は、世間や神様に顔が向けられないといった不適切で過剰な自責感をもち、妄想といえるほどになります。
E思考力や集中力が落ちている、決断できない。
どちらにも見られる症状です。
F死んでしまいたいと思う。
定型うつ病の人の死にたいと思うことは深刻で、この世から自分をなくしたい、いなくなってしまいたいと考えます。
非定型うつ病に人も死んでしまいたいとよく口にしますが、それほどつらいと訴え、助けを求めているのだと思われることもありますが、場合によっては深刻に死を考えていることもありますので注意が必要です。
うつ病がんばるな!
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