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パニック障害と神経伝達物質
神経伝達物質には、脳の神経細胞の間を行き来して情報を伝達する働きがあり、パニック障害に影響を与えるのは、次のような物質です。
@ノルアドレナリン
興奮性の物質で、不安や恐怖とも深く関係し、パニック障害は、このノルアドレナリンが過剰になったために起こると考えられています。
定型うつ病では、反対にノルアドレナリンの働きが極度に低下するとされます。
Aセロトニン
不安を抑え、平常心を保つように働き、パニック障害では、脳内のセロトニンが不足していたり、セロトニンに感応する神経の働きが弱くなっているため、病気が起こると考えられています。
定型うつ病でも、セロトニンの働きが低下することがわかっています。
Bギャバ、ベンゾジアゼピン
ギャバは、不安を抑える働きがある神経伝達物質で、ギャバ・レセプターはベンゾシアゼピン・レセプターとつながっているため、ベンゾジアゼピン・レセプターが刺激されると、ギャバ・レセプターの作用が高まり不安がおさまります。
また、脳内にある、炭酸ガスを感知する受容体が過敏になって起こるという考えもあります。
レセプターが過敏になっていると、脳内に炭酸ガスが少し増した程度でも、過剰になっている、酸素が不足していると脳が誤解して、窒息感が上昇し、呼吸困難などの発作が起こるというものです。
うつ病がんばるな!
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