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特定の恐怖症、強迫性障害、全般性不安障害
特定の恐怖症とは、ある特定のものや状況などに対して過剰な恐怖を抱く症状で、恐怖の対象になるのは、人によってさまざまですが、嵐や風、動物、血液、注射、エレベーター、飛行機、高い場所、閉鎖された空間、刃物、針や先が尖ったもの、などがあります。
非定型うつ病には不安障害が併発しやすいのですが、その中で最も多いのが、特定の恐怖症で、さらに、パニック障害とも併発しやすいのです。
また、特定の恐怖症のある人がパニック障害になると、広場恐怖の症状が強くあられます。
子供の頃、こわがりの気質で恐怖症が芽生えた人は、年齢を重ねるにつれ、パニック障害など他の不安障害も発症しやすいのです。
また、次のようなことは、誰でも経験しますが、それが習慣化し、エスカレートして病的になり、生活に支障をきたすようになるのが、強迫性障害といいます。
□手が痛くなるくらい、何度も手洗いを繰り返す
□鍵をかけたか、ガス栓を閉めたか、など何度も同じことを確認する
□ある考えが頭の中に繰り返し起こり、ばかげているとわかっていても、振り払うことができない
□順序や左右対称などにとらわれすぎてしまう |
強迫性障害の根底にあるのは、強迫観念で、これにとらわれると、自分の意志に反して、無意味で現実的ではない考えが繰り返し頭に浮かび、その考えを払いのけようとしてもできなくなります。
何度も手を洗い続けたり、確認行動がやめられなくなったりと、強迫行動が現れると、日常生活は困難になります。
また、全般性不安障害とは、慢性的な不安と、それに伴う身体症状が長く続くもので、神経質で、不安を持ちやすい性格の人がなりやすいとされます。
強いショックや、心配事、悩み、ストレスといった精神的な原因や、過労、睡眠不足、風邪など、身体的な原因をきっかけに、いつの間にか発症します。
症状は、不安、過敏、緊張、落ち着きのなさ、イライラ、集中困難などの精神症状と、筋肉の緊張、首や肩のこり、頭痛、頭重、ふるえ、動悸、息苦しさ、めまい、頻尿、下痢、疲れやすい、不眠などの身体症状があります。
日常生活のストレスの影響を受け、よくなったり悪くなったりしながら慢性的に続き、途中から、気分が沈んでうつ状態を伴ったり、うつ病になることもあります。
うつ病がんばるな!
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