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パニック発作の不安な場所
パニック障害を発症すると、80%以上の人が広場恐怖を抱きます。
広場恐怖の「広場」とは、広い場所という意味ではなく、もしパニック発作が起こったら、人前で恥ずかしい思いをするのではないかと不安になる場所、すぐに逃げられない場所、あるいは助けを求められない場所のことで、そういった場所や状況に身をおくことに恐怖を感じ、避けようと行動してしまうのが広場恐怖なのです。
本人が恐れているのは、発作が起きそうな場所や状況というよりも、パニック発作そのものなのですが、逃げ場がない、助けてくれる人もいない、こんなことろで発作が起こったらどうしよう、と想像してしまうことから、広場恐怖は生まれます。
人によっては、恐怖する対象が拡大し、ついには家から一歩も出られなくなることもあります。
広場恐怖は依存させますので、一人では家にいられない、外出には家族などの親しい人の同伴が必要になるなどの状況になることもあります。
広場恐怖のために電車に乗れず、通勤が困難になって失職するといったことも起こります。
ただし、こういった極端な広場恐怖は、普通はそれほど長くは続かず、大半の人は、数ヶ月もすると不安や恐怖に慣れ、自分で行動範囲を広げるようになります。
逆に、一度広場恐怖になると、パニック発作が消えた後も、無意識のうちに自分の行動を制限してしまう人もいます。
うつ病がんばるな!
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