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繰り返すパニック発作の予期不安
パニック発作は、最初は突然場所も状況も選ばずに起こり、発作そのものは、30分前後で治まりますが、発作はそれで終わるわけではありません。
パニック発作は、繰り返し起こるという特徴があり、最初の発作から次の発作まで、普通は数日から数週間あり、人によっては連日起こることもあります。
2回目の発作の後は、比較的短期間のうちに連続して発作が起こります。
こうして何度も繰り返されるうち、本来は不意に起こるはずのパニック発作は次第に特定の状況と結びついたものになっていくのです。
パニック発作の恐ろしい経験とそれが起こった状況や場所を結びつけ、緊張感を高めて、自ら発作が起こりやすい状況を作ってしまうのです。
一度、発作の恐怖を体験すると、そのときの感覚を覚えてしまって、また発作が起こるのではないかと、不安が不安を呼ぶような悪循環に陥ってしまい、これを予期不安といいます。
予期不安は、パニック障害の根本的な症状で、パニック発作があっても、予期不安がなければ、パニック障害という診断はされません。
予期不安が高まると、発作が起こりそうな場所や状況を避けようとする行動につながっていきます。
うつ病がんばるな!
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