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薬でパニック発作の消失
パニック障害の治療は、まずできるだけ早く完全にパニック発作を消失させることです。
パニック障害は、パニック発作の恐怖感や苦しみを経験することで不安が高まり、その不安が次の発作を誘発して、ますます悪化していく病気ですから、パニック発作の不安感を繰り返し経験しないようにすることが大切なのです。
そのためには、薬物療法が最適で、パニック発作は、薬によって完全のコントロールできるのです。
脳の神経細胞は、もともと一定レベル以上の刺激が加わらないと反応しないようにできているのですが、発作によって興奮を繰り返していると、次第に刺激がそんなに強くなくても興奮するようになります。
脳がいったん誤作動を起すと、それが癖になり、次々と誤作動を起すようになってしまいます。
逆に、鎮静状態を保つと、刺激に対して抵抗力がつき、簡単には興奮しなくなるので、薬によって誤作動を抑え、発作を起さないようにして、神経が静まった状態を持続させれば、興奮しやすい体質を変えることもできるのです。
パニック発作は時や場所を選ばずに発症しますから、薬物療法によって、２４時間、常に発作が起こらないようにすることが大切です。
発作が起こったときだけ薬を服用しても、意味がなく、次の発作が起こらないようにするには、続けて服用する必要があるのです。
パニック障害では、胸が重いだけとか、少しドキドキする、軽いめまいや動揺感がある、そわそわと落ち着かない、といった発作ともいえないような状態でも不安は伴います。
この不安が伴う限り、病気に対するこだわりは消えず、広場恐怖やうつ状態は悪化し、慢性化していきます。
ですので、発作がなくなっても、薬は十分や量を数ヶ月は服用した方がよいのです。
 うつ病がんばるな！
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