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明るい光で体内時計の調節
睡眠時間帯が遅いほうにずれて、朝起きられずに社会生活に不都合を生じる睡眠相後退症候群などを改善するためには、光を使って体内時計を調整するのが高照度光療法です。
2500ルクス以上の照度を、早朝に不眠症の人に当てていくのです。
不眠症の人は、多数の蛍光灯を並べた高照度光照射装置の前に座って、光源を見つめます。
全体の照射時間は、症状によって数十分から数時間程度の幅があります。
起床したときに太陽の光に匹敵する光を認識すると、体内時計は朝が来たと察知して活動モードに入り、これから14〜16時間後に眠りの準備が始まるのです。
早朝にこの治療法を続けると、寝付く時刻が次第に早くなっていきます。
逆に夕方からこの治療法を続けると、寝付く時刻は遅くなります。
普通の人より夜早く眠くなってしまい、夜明け前に目覚めてしまう睡眠相前進症候群の人にはこの方法がとられます。
高照度光療法は不眠症の症状によって使い分けられます。
うつ病がんばるな!
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