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体内時計のリズムが遅れる原因
睡眠相後退症候群では、がんばって朝起きて、学校や仕事に行こうとするのですが、昼頃まで起きられないため、学校に登校できない、会社に行けないなど、一見すると、心の問題による不登校、出勤困難と区別がつきにくい現象が起こってきます。
これは体内時計のリズムが遅れていることに原因があります。
例えば、体内時計が5時間ずれていると、夜11時に寝床に入っても、この人の体内時計はまだ夕方6時の状態で、眠りの準備ができていません。
早朝4時頃になるとようやく23時の状態になって寝付くことができ、朝7時に起きようと思っても、体はまだ夜中の2時の状態で、起きるのが辛いのは当然なのです。
人は休みや自由な生活の中では、生活リズムが少し遅れがちになり、学校や仕事が始まれば、朝定刻に起きるのがつらくても、1週間ほど過ぎれば、なんとなく慣れてきます。
この順応が上手にできる人と下手な人がいて、順応が下手な人は、体内時計を調整する働きがうまくいかないため、睡眠相後退症候群になると考えられています。
また、人の体内時計はもともと24時間より少し長い周期で25時間くらいのリズムを刻むのです。
それを地球の1日にあたる24時間に合わせて生活するため、朝の光などで調整しています。
非24時間睡眠覚醒症候群では、光や音など外界とは無関係に自分の体内時計のリズムによって覚醒・睡眠が起こることが原因だと考えられています。
うつ病がんばるな!
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