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夜だから眠る
1日中ゆっくりと過ごした日でも、夜になれば自然に眠くなります。
逆に徹夜したときの朝は頭がぼんやりしていますが、起きて活動していると昼近くになると眠気が覚めてきます。
これは人間に、夜になると眠くなり、朝には目覚める仕組みが備わっているからで、これを体内時計といいます。
体内時計は人間だけでなく、全ての動物が持っており、人間では脳の視床下部にある視交叉上核(しこうさじょうかく)というところがつかさどっています。
人間は洞窟のような温度の光や変化のないところで生活していても、ほぼ1日の周期で活動と眠りを繰り返します。
昼にあたる時間帯には体の温度や血圧、脈も高くなって活動しやすくなり、夜には逆の変化が起きて休息に適した状態に切り替わっていくのです。
とはいっても、人間は光のあるところで生きていますから、体内時計は光に反応し、調節されるのです。
光を判断材料として、朝であることを認識し、その時刻から12時間くらいは体を活動モードにしますが、光を感知してから14〜16時間くらいたつと、今度は脳の松果体に信号を送り、メラトニンというホルモンを分泌するよう命令します。
このメラトニンの分泌から1〜2時間後に自然な眠気が出現してくるのです。
眠りたい時間に自然に眠気が訪れるようにするためには、その時間から14〜16時間遡った時間に起きて、太陽の光を浴びることが大切なのです。
うつ病がんばるな!
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