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理想の睡眠とは
理想を抱き、それに向かって努力を続けるのはすばらしいことですが、細かいことを一つ一つ理想と照らし合わせ、理想どおりにしなくてはならないというふうに考えると、ストレスは大きくなり、自分を苦しめることになります。
自分で描いた理想の睡眠をとりたいと考えるために、どんな風に眠っても満足しない、不満が募る、ストレスがたまる、これでは不眠の辛さからなかなか逃れられません。
不眠に悩むことなく、うまく睡眠をとって生活している人たちは、理想の睡眠を完璧にとりたいなどと通常考えていません。
眠ることを意識せずに夜はゆったりと過ごし、疲れを感じたり、だるさを感じたりして、なんとなく眠り、朝もいつもの時刻に目覚めて起床し、身支度をして、出かけます。
これが一番健康な暮らしなのです。
こうあるべき、こうするべき、という考え方は、大切な考え方なのですが、これにとらわれすぎると、柔軟なとらえ方ができなくなり、考え方や行動、可能性の幅を狭め、がんじがらめになって息苦しくなります。
睡眠についてこう考えると、何時までに眠るべき、毎日何時間眠るべき、と考え、日中に調子が悪いのは、眠れないせいだと考えるようになるのです。
睡眠は意思の力で自由にコントロールできないしくみで、年齢、季節によって変わりますし、日によっても変わるのが普通なのです。
生き物としてほどほどのところにあることが一番健康で、長生きすることがわかっています。
眠りの対する考え方が柔軟になり、気持ちが楽になり、それだけで不眠が軽快・解消することもあるのです。
うつ病がんばるな!
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