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うつ病には不眠が伴う
心の病気の中で、睡眠障害を高頻度に伴うのはうつ病で、うつ病の原因は未だはっきりしていないのですが、憂うつで気分が晴れず、物事への関心がなくなり、楽しかったことに喜びを見出すことができなくなる病気なのです。
この上、よく眠れず、例え眠れたとしても、起きたときに休息感がなく、嫌な気分が残ります。
調査では、うつ状態にある人には、寝つきが悪い、夜中に目が覚める、朝早くから目覚めてしまうなど、種々の不眠を訴えるといわれています。
さらに、どの年代でも、睡眠で休養がとれていない人では抑うつ状態が強く、休養が取れている人には抑うつ状態が少ないという結果もあります。
休息感のない睡眠がうつ病と関係しているのです。
すこしくらい憂うつなことがあっても、一晩眠ると多少気分が軽くなるなら心配はなく、睡眠で心の休息がとれています。
眠っても朝から気持ちが晴れない日が続くときは要注意で、睡眠による心の休息機能が弱っている可能性があります。
うつ病の初期段階では、眠れないという辛い症状が現れ、同時に、いろいろな気分の悪さが襲ってくるのですが、多くの場合、自分がうつ病であることに気づかなかったり、自分をうつ病と考えたくないという気持ちが働きます。
もっと長く眠れさえしたら、憂うつな気分も治ると考えるのですが、不眠の治療だけではうつ病は回復しないのです。
うつ病がんばるな!
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