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体内リズムのズレで不眠
体には体内時計があり、体温や血圧、ホルモンの日内変動を作り出し、昼間活動して夜眠るというリズムをほぼ1日周期で調節しています。
この体内時計のリズムのことを概日(がいじつ)リズムというのですが、これが遅れるために寝つきが悪くなったり、逆に進みすぎて早朝に目覚めることがあり、こういった症状を示すのが概日リズム睡眠障害といいます。
概日リズム睡眠障害の中で最も多いのが睡眠相後退症候群で、若い人たちにみられる極端な夜型睡眠パターンです。
休みや自由な生活の中では、人のリズムは少し遅れがちになり、連休や夏休みなどに夜型の生活をすると、休みが終わった後通常の登校や出勤時間に合わせて朝起きるのがつらくなります。
それでもほとんどの人が、我慢すれば数日で慣れてきます。
しかし、このような順応が下手な人もおり、これをきっかけにして、リズムが遅れてずれたままになってしまいます。
心配事があるわけでもなく、朝方3時や4時になるまで寝付けず、朝7時に起きようとしても目が覚めないのです。
やっとのことで起きても午前中眠くて活動できなかったりするのです。
そのほか、生活リズムが崩れる病気に、毎日寝付く時間が遅れていくという特徴を持つ非24時間睡眠覚醒症候群という病気があります。
この病気は、1ヶ月のうち半分くらいは昼間起きていられるのですが、残りの半分は全く眠れず、昼夜逆転して、昼間極度の眠気に襲われて、夜になっても眠れません。
うつ病がんばるな!
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