目覚めから眠りに入るとき

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目覚めから眠りに入るとき

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目覚めから眠りに入るとき

目覚めている状態から眠りへの切り替えは、スイッチのオンオフのようにはいかず、目覚めのメカニズムがゆるやかに弱まるのと同時に、眠りのメカニズムが働きを徐々に強めていきます。

覚醒状態から睡眠へ短い時間で切り替わることはできないのです。

活発に動いていたり、頭を使っている状態と、眠る状態の間には、だるくなって能率が悪くなる状態、ぼうっとしている状態、どうしても眠りたくなる状態があり、この状態を経て、初めて眠る状態にたどりつくのです。

直前までフル活動していて、寝床につくと同時に熟睡するというようなことは、体や脳の仕組みを感がえるとありえないことなのです。

また、心配事があると、寝床についても頭は冴えたままになり、脳は休息モードに入ろうとしているのに、それができず、取り越し苦労を始めると、脳はかえって活発に働き出してしまい、眠りに移行できないのです。

寝つきが悪くて眠れない人は、夜になると普通の人に比べて大脳辺縁系という部分が興奮していることがわかっており、強いストレスがあると、こうした脳部位が非常事態と認識して、頭を冴えさせるのです。

こういうときは、暗い部屋の寝床の中で眠ろうとしても、ますます不安は強くなってしまうのです。

ですので、寝付けないことが辛く感じられたり、頭が冴えてくるようなら、寝床から出て明るい部屋に行き、リラックスして過ごし、そのうち眠くなったら寝床に入るようにします。

うつ病がんばるな!

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