睡眠と躁うつ病の関係

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睡眠と躁うつ病の関係

躁とうつが急に変わるような人もいて、昨日までうつ状態だった人が、朝起きてみると突然、躁状態になっているといった場合もあります。

躁状態になっていると思っていると、ある日起きるとうつ状態になっていることもあり、急速交代型といわれることもあります。

こういう人は、躁からうつに急に転じる数日前から睡眠が長くなるというのです。

うつから躁の場合には、数日くらい前から睡眠が極端に短くなっていることがわかりました。

こういう人は、睡眠の不安定さが躁とうつの不安定さを作り出しているのだとも考えられます。

躁状態になると、日の光に当たる長さを短くして、一定の生活をしてもらい、朝の10時ごろまでは日に当たらないようにすると、躁が改善してきます。

高照度光治療法でうつが改善するのと反対に、暗いところにいる時間を増やし光を避けると躁が改善するのです。

うつ病が治ってきても、眠りについこだわりを持つ人も多いようで、これはうつ病にときに眠れずに苦しんだために起こるのかもしれません。

日中の生活にまだ自信がないので、眠らなくてはと強く思ってしまう場合もあります。

このため長く眠ろうとしがちで、この傾向があまり強いと望みどおりに眠るためには多量の睡眠薬が必要となってきます。

成人の自然な睡眠時間は7時間前後ですから、これを越えて眠るというのは生理的でない眠り方といえます。

うつ病の症状がよくなったら、少しずつ前の自然な生活に戻していくことが重要で、夜11時くらいに就寝し、朝6時くらいに起床できるようにして普通の生活リズムに戻すようにします。

うつ病がんばるな!

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