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不眠と睡眠不足と病気
不眠とは、寝床に入って眠ろうと思っても眠れないことに苦痛を感じていることです。
睡眠不足とは、仕事や勉強、遊びのために睡眠時間が確保できない状態のことをいい、本人の意思で眠ろうとしないため、睡眠が不足していることをいいます。
睡眠不足が続くと、体や脳の休息、さまざまなホルモンの分泌、免疫力の強化といった睡眠によって得られる働きができなくなり、いろいろな不調が起きてきます。
食事をすると血糖値が上がり、健康な人ならすい臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きで正常値に戻るのですが、この血糖値を正常に保つ働きを耐糖能といいます。
睡眠を極端に短くすると、もともと健康な人でも耐糖能が低下するため、糖尿病になりやすかったり、糖尿病になりやすくなったりします。
また、レプチンというホルモンは、脳の奥にある満腹中枢に作用して、満腹感を起させます。
ところが、睡眠不足が続くと、レプチンの分泌低下が起こり、満腹感が得られなくなるだけでなく、食欲増強ホルモンであるグレリンを増やして、もっと食べたいという要求を高めます。
睡眠不足が肥満を増徴するのです。
また、睡眠不足を繰り返していると、うつ病になりやすくなると考えられています。
交代勤務を長く続けている人は、うつ病になりやすいという報告があり、これは睡眠不足が影響していると考えられています。
うつ病がんばるな!
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