肝炎ウイルスの感染を予防する
肝炎ウイルスの感染経路は大きく分けて二つで、一つは経口感染で、食べ物などからウイルスに感染します。
A型、E型がこの経口感染です。
日本で慢性肝炎の原因として問題となるB型、C型のウイルスは非経口感染で、血液などを介して感染します。
B型やC型肝炎ウイルスは、おもに感染している人の血液から感染するため、感染者の血液に直接ふれたり、血液がつく可能性のあるものを共用しないなど、ごく常識的なことに注意さえすれば、感染を防ぐことができます。
通常の洗濯物は感染者のものであっても家族のものと一緒に洗濯してだいじょうぶです。
血液で汚れた洗濯物は、感染者自身が水で手洗いし、熱湯に15分ほどつけておけばウイルスは死滅してしまいます。
B型肝炎ウイルスは感染した人の唾液や鼻汁、痰、便、尿などにも含まれますが、血液中の量にくらべて非常に少ないため、鍋物など取り分ける食事や入浴などは問題ありません。
ただし、感染している人が口移しで乳児に食べ物を与えることは避けるようにします。
また飲料などの飲み回しなどもB型肝炎ではわずかですが感染の可能性があります。
B型肝炎ウイルスに限らず、他のウイルスの経口感染を防ぐためにも、これらの行為は慎むべきです。
B型肝炎ウイルスでは、HBe抗原が陽性であると血液中のウイルス量が多く、セックスにより高率で感染する可能性があり、この場合、感染している人のパートナーが、B型肝炎ウイルスのワクチンを接種しておけば感染を予防できます。
HBs抗原が陽性でもHBe抗原が陰性であれば感染はごくまれとなります。
HBs抗体が陽性であれば感染の心配はありません。
C型肝炎ウイルスの場合、体液中のウイルス量が少ないため、セックスでがある場合や、セックスの際に出血が伴うような場合は感染の可能性が高くなります。
不特定多数とのセックスは感染のリスクが高くなります。
セックスは特定のパートナーと必ずコンドームを使うなど、常識とお互いの気遣いで感染は防げます。
B型肝炎ウイルスに関しては、日本ではしっかりとした母子感染予防対策がとられ、HBs抗原陽性の母親から生まれた赤ちゃんは健康保険でワクチンを打つことができて、母子感染の心配は低減しています。
C型肝炎にはワクチンはありませんが、もともと母子感染率は高くありません。
C型肝炎ウイルスもB型肝炎ウイルスも、母乳中のウイルス量はごく少なく、母乳が感染源となることはほとんどないと考えられています。
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