肝炎を起こすさまざまなウイルス
現在、肝炎ウイルスとしてA型〜E型の5種類が知られていますが、輸血後に発症した肝炎などにおいて、その原因が不明のものが多くあり、まだ見つかっていない肝炎ウイルスの存在も推測されています。
そういった原因不明の輸血後肝炎から、その原因となるウイルスを見つける研究の過程で、1997年に確認されたのがTTウイルスで、もともとこのTTとは発見のもとになった患者さんのイニシャルだといいます。
その後の調査によって多くの日本人がTTウイルスキャリアであることが判明しましたが、キャリアのほとんどが肝機能は正常で、TTウイルスは肝炎ウイルスではないとの見解もあります。
研究で、TTウイルスにはいくつかのサブタイプ(亜型)があることがわかり、その大半は感染しても肝炎を起こすことはなく、特定の亜型のものだけが肝炎を起こすのではないかとも考えられています。
いずれにしてもTTウイルスについてはまだ研究が不十分なのです。
肝炎ウイルスではなくても、ほとんどのウイルスで、感染時に一過性の肝障害を引き起こします。
EBウイルスは幼児期に感染して治癒し、わが国成人の95%がEBウイルス抗体陽性です。
思春期に初感染すると、(伝染性単核症)を起こすことがあり、発熱や全身倦怠感、のどの痛みなどかぜに似た症状がみられ、90%で肝炎を伴いますが一般に軽症で数週間で治ります。
そのほか単純ヘルペスウイルス、サイトメガロウイルスなど、多くのウイルスが肝障害を起こし、まれに慢性肝炎となったり、劇症肝炎を引き起こすものもあります。
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