肝臓病の自覚症状は現れにくい
黄疸は肝臓病に特徴的な症状で、肝機能が低下すると現れ、まず眼球結膜(白目の部分)が黄色っぼくなり、やがて顔などの皮膚も黄色みを帯びてくることがあります。
また、肝硬変などでは合併症である腹水がたまり、お腹が張ったようになります。
しかしこれらの症状は、肝臓病がかなり進行したときに現れるもので、すぐに医療機関を受診して対処しないと、命を落としかねません。
気をつけなければいけないのは、肝臓病の場合、病気がある程度進行していても、はっきりとした症状が現れないことがあるということです。
ウイルス性肝炎などでは、無症状のまま病気が進行して、慢性肝炎から肝硬変、肝がんを発症してはじめて病気に気づくということもあります。
肝臓病を早期に発見するには、なにより年に1回、健康診断で血液検査を受けることです。
健康診断の血液検査の項目には、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ−GTPといった肝機能検査が含まれています。
肝臓の病気は自覚症状が現れにくいので、こういった肝機能検査の数値が、肝機能の異常を早期に知る貴重な手がかりだといえるのです。
健康診断などの血液検査で肝機能の低下や、肝臓病を疑うような結果が出たとき、あるいは体調の変化が気になるときには、注意が必要です。
自覚症状の現れにくい肝臓病ですが、脂肪肝や慢性肝炎では、全身の倦怠感が自覚されることがあります。
また、急性肝炎では、食欲不振や吐きけといった胃の病気を思わせるような症状が出たり、微熱が続くなどかぜに似た症状が出ることがあります。
黄疸が最初にわかるのは、皮膚ではなく眼球の白目の部分で、皮膚の色で黄疸がわかるようでは、肝臓の病気がかなり進んでいる可能性があります。
黄疸は血液中のビリルビンが増加して沈着した状態で、ビリルビンのわずかな増加でも、白目の部分であれば黄色くなったことがわかります。
皮膚の色で黄疸が判断できるためには、白目が黄色っぼくなる量の倍以上のビリルビンの増加がなければなりません。
なお、みかんなどカロチノイド色素を多く含む食品を多量に摂取すると、掌や足の裏などの皮膚の色が黄色くなることがあります。
これは病気ではなく、(柑皮症)と言い、健康には影響がなく、この場合、白目は黄色くならないので、黄疸とは区別ができます。
数値も飲み過ぎも気にならない!肝臓の栄養素を凝縮したレバリズム-L
Amazonで肝臓をいたわる
楽天で肝臓疾患薬ネオレバルミンが激安 |
|