肝臓を補修する良質のたんぱく質
肝臓は高い再生能力を持った臓器で、慢性肝炎は、肝臓の細胞が破壊されつつある状態ですが、そのときでも、肝臓は盛んに再生をしています。
その肝臓の再生のために必要なのがたんばく質です。
たんばく質は小腸で分解されてアミノ酸になり、肝臓はそのアミノ酸を利用して、体に必要なたんばく質をつくり出しています。
このとき必要とされるアミノ酸の中に必須アミノ酸があります。
必須アミノ酸は体の中で合成できないアミノ酸で、食事から摂取しなくてはいけません。
肝臓の再生のためには、この必須アミノ酸をバランスよく食事からとることが大切です。
ところが食品によって含まれるアミノ酸の種類には偏りがありますので、バランスよくアミノ酸を摂取するためには、いくつもの食品を組み合わせて食べることが必要となります。
一般にたんばく質を多く含む食品には脂肪も多く含まれます。
肝臓病の養生のためには、たんばく質を多く含み脂肪分が少ない食品が理想です。
肉だったら脂身の少ない赤身の部分、魚も脂肪分の少ない自身の魚種を選ぶようにします。
納豆や豆腐などの大豆製品や卵の自身などはとてもよいたんばく源です。
動物性のたんばく質と植物性のたんばく質をバランスよく摂取するようにします。
これら良質のたんばく質を、適正体重1sあたり1日1.1〜1.2gとるようにします。
代償期の肝硬変も基本的には慢性肝炎の場合と同じように考えますが、たんばく質の合成能力が低下しているため、さらに良質のたんばく質の摂取を心がける必要があります。
とくに必須アミノ酸のうちの分岐鎖アミノ酸を補うことは重要です。
ただし肝硬変が進行した場合はたんばく質の摂取を制限しなくてはならず、この場合専門医の指示に従って、食事の量やたんばく質の摂取などをコントロールしなくてはいけません。
食事のあとは肝臓が盛んに働くときで、それは食事により摂取された栄養素を代謝しなくてはいけないからです。
そのために門脈の血流量をふやす必要があります。
門脈の血流量は姿勢によって大きく変わってきます。
門脈の血流量が最も多いのは横になっているときで、立った姿勢では横になったときの70〜80%ほどになるといわれています。
動き回るとさらに門脈への血流量が減ってしまいます。
食事がすんだら30分〜1時間ほどは横になって食休みをする習慣を心がけます。
もし横になることがむずかしいようなら、15分でも20分でも、足を別のイスにのせるなどやや高くして、ゆったりとイスに腰かけて休憩するだけでも、門脈の血流量はふえます。
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