急性肝炎と慢性肝炎と劇症肝炎
肝炎の原因のほとんどがウイルス感染によるものですが、肝炎は病態によって急性肝炎、慢性肝炎、さらに急性肝炎のうち、より症状の激しい劇症肝炎の3つに分けることができます。
@急性肝衆
なんらかの原因で肝臓の組織に炎症が起こり、その後6カ月以内に炎症がおさまる一過性の肝炎をいい、おもにウイルスが原因で、わが国の急性肝炎の4割ほどがA型肝炎です。
A型肝炎は食べ物などからウイルスに感染して起きますが、2〜3カ月で体内からウイルスが消えて肝炎がおさまってしまいます。
B型肝炎でも成人になってからB型肝炎ウイルスに感染した場合、多くは6カ月以内にウイルスの感染を示すHBs抗原が消えてしまいます。
急性肝炎では、肝細胞が広範囲に壊れていることを示すAST(GOT)、ALT(GPT)といった肝機能検査の値が急激に高くなります。
はじめ自覚症状はほとんどありませんが、やがて、発熱、全身倦怠感、頭痛、悪心、食欲不振などのかぜに似た症状が現れ、黄疸がみられるようになります。
急性肝炎の多くは安静と点滴によるブドウ糖やビタミンの補給で治りますが、劇症肝炎や慢性肝炎に移行するものもあるのです。
A劇症肝炎
急性肝炎が重症化すると、急激に広範囲な肝臓壊死が起きて、肝機能が急激に低下し、黄疸や肝性脳症などといった急性肝不全の症状が現れます。
これが劇症肝炎です。
急性肝炎から劇症化するのは1%ほどでまれですが、診断後1カ月以内の死亡率はおよそ5割に達し、治療はきわめて困難です。
B慢性肝炎
肝臓に起きた炎症が6カ月以上持続的に続いているものをいい、肝炎の原因の多くがウイルスであることを考えると、もともとウイルスを体内に持っている人、つまりキャリアで、持続的に肝障害が6カ月以上続くものを慢性肝炎といえます。
肝炎が持続すると肝臓の組織が線維化していきます。
慢性肝炎の重症度は、肝細胞の炎症の程度と組織の線維化の進行状況で評価されます。
過度の疲労や疲労が蓄積してしまうような運動はよくありませんが、肝臓病の場合、必要以上の安静は逆効果です。
運動不足で肥満や脂肪肝になると、肝臓にさらに負担がかかるからです。
症状が安定している状態であれば、適度な有酸素運動を毎日続けることはよいことです。
ウォーキングの場合、脂肪を燃焼させるためには30分以上続けて歩くことが必要です。
ただし、ASTとALTの値が100IU/lを超えるようなときや体調が悪いときには、ごく軽い運動をする程度にします。
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