肝機能の検査項目
会社員や公務員のかたは、年に1回以上職場の健康診断を受けています。
また、40歳以上の自営業者や専業主婦、退職者などは、住んでいる市区町村実施している基本健康診査を受けることになっています。
これらの健康診断で行われる血液検査の項目には、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ−GTPなどといった、肝臓の機能をチェックする検査項目が含まれています。
肝臓の病気はその症状が現れにくく、自覚症状が現れたときにはかなり深刻な病状になっていることも少なくありません。
そこで、肝臓の病気を早期に発見するためには、健康診断での血液検査がとても重要になるのです。
実際、肝臓病の場合は、体の不調などに自分で気づいて医療機関を受診し、肝臓病であることがわかる人は少なく、多くの人は、別の病気で受診した際や、職場や自治体の健康診断で偶然発見されています。
肝臓の病気の多くは、血液検査をすると数値の異常として現れることが多く、血液検査は肝臓病のスクリーニングとして効果を発揮します。
ぜひ1年に1回は職場や市町村が実施する健康診断を受け、肝臓の機能をチェックすることが大切です。
肝機能の状態を把握するために、健診の血液検査でまずチェックしてほしいのは、ASTとALTの値です。
この二つは代表的な肝機能の指標です。
ASTとALTはどちらも肝細胞に含まれている酵素で、この数値が高いということは、肝臓になんらかの異常が起きて、肝細胞が破壊されていることを表しています。
しかしこの二つの検査項目だけで肝臓の病気を特定することはできず、その他のいくつもの検査データを総合して、特定の病気を推測することになります。
また、節目検診とはわが国のウイルス性肝炎患者の掘り起こしを目的として、厚生労働省が老人保健法に基づき2002年4月から行政主導で行ってきた肝炎ウイルス検診で、基本健康診査受診者のうち40歳から5歳刻みで70歳までの節目にあたる人に対して、肝炎ウイルス検査(C型、B型)を上乗せして行うというものです。
これにより5年間で一応基本健康診査受診者のすべての人が、肝炎ウイルス検査を受けたことになります。
老人保健事業としてのウイルス性肝炎検診(節目検診)は2006年で終了しました。
現在は、国の肝炎総合対策の推進の一環として、保健所及び各自治体が委託する医療機関での無料検査、特定の年齢の人に対する個別推奨による肝炎ウイルス検査の取り組みなどが行われています。
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