インターフェロン療法の副作用
抗ウイルス薬としてB型慢性肝炎・C型慢性肝炎の治療に使われるインターフェロンですが、治療を開始するとほぼ同時にほとんどの人に副作用が現れるため、治療初期の1〜2週間は入院治療をすることになりますが、この副作用は、インターフェロン療法において不可避ともいえるものなのです。
治療初期に現れる副作用のおもなものは、発熱や頭痛、悪寒、全身倦怠感、関節痛などで、インフルエンザ様症状といわれます。
これはインターフェロンが本来持っている性質によるものといえます。
もともとインターフェロンは体内で作り出される物質で、インフルエンザウイルスに感染した場合も産生され、それによって発熱や頭痛、全身のだるさといったインフルエンザの症状が出るのです。
インターフェロンを注射するとインフルエンザウイルスに感染したときと同じように、それらの症状が出るのです。
そのほかに食欲不振、吐きけ、下痢、眠けなどの副作用が現れることがあります。
投与中期で注意をしなくてはならない副作用がうつ症状で、不眠や抑うつ状態、さらに死にたい気持ちに強くとらわれることもあります。
また白血球や血小板の減少などが現れることがあります。
投与後期には脱毛がみられることがあります。
この脱毛は投与が終了すれば元に戻ります。
また、甲状腺機能異常や関節リウマチなど、自己免疫異常が現れる場合もあります。
これらの副作用は決して軽くはなく、つらい場合には薬の変更や治療を中断することも必要になります。
また、重篤な副作用として間質性肺炎があり、治療中はせきや呼吸困難など呼吸器症状に十分注意し、それらが出現したら]線検査などで診断をして、間質性肺炎が疑われるときは治療を中止しなければなりません。
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