肝臓は沈黙の臓器といわれる
肝臓の3大機能は栄養の代謝、有害物質の解毒、胆汁の分泌とされ、その働きは2500億個もの肝細胞が担っていますが、、すべての肝細胞がフル稼働しているわけではなく、かなりの余力を持って働いています。
肝臓の機能が低下すると、アンモニアなどの有害物質を解毒することができず、その結果肝性脳症を起こすなど、すぐに命の危険にさらされます。
そこで肝臓は、部分的に肝細胞が壊れるなど不測の事態に備えて、代替できる能力を予備として備えながら機能しているのです。
さらにその再生力は驚異的で、70%ほどを切り取っても、また再生して元の機能を取り戻すのです。
そのような並みはずれた予備能力と再生力のため、肝臓がなんらかの病気で多少その機能が低下しても、自覚症状として現れないことが少なくありません。
そのため、体調の悪化を感じたときには、すでに肝臓の病気がかなり進んでいるということもまれではなく、肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれます。
黄疸とは、なんらかの原因でビリルビンが血液中に増加したために、皮膚や粘膜などに沈着した状態です。
血液中のビリルビンの増加は、肝炎や肝硬変など肝臓の病気がある場合や、胆汁が排出される経路のどこかに閉塞などがあり、胆汁がうまく流れていかない状態のときに現れます。
通常、皮膚の変色よりも眼球結膜(白目の部分)が先に黄色くなるので、黄疸があるかどうかは、眼球結膜で判断します。
とはいえ、ごく初期の肝臓の病気では黄疸が出ることはそう多くはありません。
黄疸が出ていることで肝臓病がわかるケースは少なく、多くは健康診断などの血液検査で偶然発見されるほうが多いのです。
尿の中にはウロビリノーゲンという物質が少量含まれています。
ウロビリノーゲンは褐色の物質で、ビリルビン(胆汁色素)が腸に排出され、腸内細菌によって分解されたものです。
多くは便と一緒に体外に出ますが、一部は腸管から再吸収され、再び肝臓でビリルビンとなり胆汁中に排出され、一部は腎臓を経て尿と一緒に排泄されます。
慢性肝炎などの肝臓障害が起きると、尿の中のウロビリノーゲンの量が増加し尿の色が濃く変化します。
しかし、水分摂取量が多く尿量の多い日中は、色の変化に気づきにくく、最も色の変化がわかりやすいのは、尿が濃くなっている朝一番の尿です。
肝臓の病気で尿の中のウロビリノーゲンが増加していると、朝起き抜けの尿の色がウ一口ン茶のような濃い褐色になります。
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