肝臓病の精密検査とは
職場の健康診断や市区町村が行う基本健康診査などには、肝機能をチェックするいくつかの検査項目が含まれています。
AST、ALT、γ−GTP、ALP、アルブミンなどがその項目にあたり、それらの項目の結果が正常範囲から逸脱している場合、肝臓の機能低下が疑われ、肝臓に、なんらかの病気があると推測されます。
しかし、肝臓の病気は初期には自覚症状がないことが多く、それを理由に再検査を受けない人も少なからずいるようです。
健診などの肝機能検査で異常が見られる場合、肝臓になんらかの病気がある可能性が高いので、必ず医療機関で精密検査を受けるようにしなくてはなりません。
肝臓の精密検査では、まず、より詳細な肝機能検査と肝炎ウイルスに関する検査が行われます。
また超音波検査やCT、MRIといった画像診断で、肝臓の大きさや形に異常がないか、脂肪肝はないか、腫瘍がないかなどがチェックされます。
必要に応じ、確定診断のために肝生検などが行われます。
肝臓の精密検査の第一ステップは、詳細な肝機能の検査で、採血して行われるこの検査は専門の検査会社が行うため、どこの病院でも検査を受けられます。
しかし、その検査の結果さらに検査が必要になる場合は、超音波検査やCT、MR−などによる画像診断が必要になります。
また確定診断のためには肝生検も必要になるので、はじめからそのようなそれらの検査を受けることができる設備のある病院で精密検査を受けたほうがいいといえます。
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