E型肝炎の症状
E型肝炎ウイルスは経口感染し、急性肝炎を起こします。
もともとインドやネパール、ミャンマーなどで飲み水や食べ物からの感染が報告され、それらの地域を旅行して帰国した日本人に発病がみられ、国内での感染も報告され、2000年以降、北海道や東北地方を中心に感染が多発しました。
もともと熱帯、亜熱帯の地域では、E型肝炎ウイルスに汚染された糞尿が河川や井戸に混入し、それを飲み水とした人に感染が広がっています。
しかし日本では、感染者の実態調査などを進めた結果、養豚場の豚にE型肝炎ウイルスの感染がみられることが判明しました。
E型肝炎ウイルスは人畜共通感染症だったのです。
豚がE型肝炎ウイルスに汚染され、その肉を生、あるいは十分に加熱せずに食べた結果、人がE型肝炎ウイルスに感染したと考えられています。
豚だけでなく、猪や鹿などへの感染も確認されています。
感染して肝炎を発症したときの症状はA型肝炎ウイルスの場合とよく似ています。
E型肝炎ウイルスの場合、人間に感染してもキャリア化することはほとんどありません。
多くの場合は、感染後肝炎を発病しても1〜2カ月で回復し、ウイルスも排除されてしまい、慢性肝炎や肝硬変に移行することはほとんどないといわれています。
しかし問題は重症化の割合が高いことで、E型肝炎での死亡率は1〜2%、妊婦ではさらに重症化し死亡率は10〜20%とされます。
E型肝炎ウイルスの感染力は弱く、よほど大量にウイルスが体内に入らないと感染しないと考えられています。
しかし、E型肝炎ウイルスの感染が確認されている地域を旅行する際は生水を飲まないことや、日常の生活においても、E型肝炎ウイルスに汚染される可能性のある食肉は十分加熱すること、それらの調理に使った器具をていねいに洗うことなどが必要です。
豚肉や猪の肉、鹿の肉を食べるときは、よく加熱するようにします。
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