極端な糖質制限は肝臓に負担
過去には、肝臓病では高カロリーの食事が必要と考えられていた時代がありましたが、現在では、とくに高カロリーを意識した食事をとる必要はないとされています。
カロリーのとりすぎは肝臓に負担がかかるためです。
現代はふつうの食事でも十分カロリーが足りていて、ともすると過剰になりがちです。
カロリー調整には脂質や糖質の制限が考えられますが、ごはんやパンといった糖質は私たちの体の基本的なエネルギー源として欠くことのできないものです。
摂取されたエネルギーはグリコーゲンという形で肝臓に備蓄されますが、肝臓病ではこのグリコーゲンが不足します。
糖質の摂取を極端に制限すると不足しているグリコーゲンを補うためにたんばく質がエネルギー源として消費されてしまい、肝臓にさまざまな負担がかかったり有害物質が生じたりします。
また筋肉も減ってしまいます。
このようなことから肝臓病の人が糖質を極端に減らすことは避けなければなりません。
糖質の種類や質によっても肝臓への影響が異なります。
ブドウ糖や果糖などの単糖類、しょ糖や麦芽糖などの二糖類は吸収されやすく、摂取後急激に血糖値を上げます。
その上がった血糖値を下げようとインスリンが大量に分泌されますが、その作用は肝臓に脂肪を蓄えるための信号として働き、その結果脂肪肝を引き起こしやすくなってしまいます。
一方、消化吸収に時間のかかる多糖類は穏やかに血糖値を上げ、インスリンが過剰に分泌することはなく、肝臓に脂肪として蓄えられることが少なくなります。
食物繊維は糖質の吸収を穏やかにするため、食物繊維の多い食品で糖質をとるようにすると、肝臓への負担は少なくすることができます。
白米より玄米、パンなら胚芽パンなどが肝臓にはよいといえます。
豆類やいも類もおすすめの食材です。
消化に時間のかかるもの、鶏は、長い間肝臓が働かなくてはならないので、負担がかかります。
肉類や揚げ物など、脂質が多く消化の悪いものは控えめにします。
また、気になるのは食品添加物です。
健康上問題のない範囲で食品に添加することが許可されているものですが、慢性肝炎などで肝機能が低下している状態では、その解毒は肝臓にとってかなりの負担になると考えられます。
一般にインスタント食品やレトルト食品などは食品添加物が含まれることが多く、これらの食品はできるだけ避けたほうがよいといえます。
さらに、コーヒーやコーラなどカフェインを多く含む趣向品も肝臓に負担がかかるため、控えたほうがよいです。
なお、ウイルスに感染している人はアルコールは厳禁です。
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