C型肝炎の治療
C型肝炎ウイルスに感染すると、2〜14週間の潜伏期問のあと急性肝炎を起こすことがありますが、急性肝炎を起こすのはそれほど多くはありません。
一般に劇症化することは少なく、黄疸などの症状も軽く、症状がなく感染したことにも気づかずにいることも少なくありません。
C型急性肝炎と診断された場合、感染から6カ月以内にインターフェロン治療を行えば、ふつう90%以上でウイルスが排除されます。
C型肝炎ウイルスでは多くは不顕性感染(症状を示さない感染)で、その後60〜80%と高率でキャリア化し、その後慢性肝炎を発症するとされます。
慢性肝炎から肝硬変、さらに肝がんへと移行する割合の高いC型慢性肝炎では、肝硬変への進展、肝がんの発生を抑えることが治療の最終目標となります。
そのために必要なのがC型肝炎ウイルスを体から排除するための治療となります。
C型慢性肝炎では、体から完全にウイルスを排除してしまう治療が進歩しています。
1992年からインターフェロンによる抗ウイルス治療が始められ、1999年からはインターフェロン注射に加えて飲み薬のリバビリンを併用することで、それまでより高い治療効果が得られるようになりました。
また、2004年からはペグインターフェロンという工夫されたインターフェロンが登場し、単独、あるいはリバピリンとの併用によって、さらに多くの患者さんがウイルスを排除できるようになっています。
C型肝炎の治療は、インターフェロン単独、インターフェロンとリバピリンの併用、さらにペグインターフェロンを用いた治療などいくつかの選択肢がありますが、このなかで最も治療効果の高いのがペグインターフェロンとリバピリンを併用した治療です。
これらを用いた治療成績は、患者さんの体質、さらにウイルスのタイプとその量によって違ってくることがわかっています。
C型慢性肝炎の治療では、抗ウイルス薬を使ってウイルスを体から排除してしまうことが治療のゴールとなります。
しかし抗ウイルス薬が功を奏さずウイルスを排除できない場合や、抗ウイルス薬が適応とならない症例もあります。
C型慢性肝炎は治療をしないと徐々に肝臓の線雑化が進み、その結果肝硬変、さらに肝がんへと進展していきます。
逆に言えば、ウイルスが駆除できなくても、この病態の進展を抑止することができれば、発がんを防ぐことが可能と考えられます。
そのために肝庇護療法は有効な治療法なのです。
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