強力ネオミノファーゲンシーとは
慢性肝炎などで、肝機能を改善させる目的で使われる薬で、1日1回40〜60ml(増量の場合100mlが上限)を静脈注射あるいは点滴します。
主成分のグリチルリチンは漢方の生薬である甘草に含まれる成分で、免疫調整作用や抗アレルギー作用、抗炎症作用などがあります。
強力ネオミノファーゲンシーのおもな作用は免疫抑制で、肝細胞の破壊を抑えて、ALT(GPT)値、AST(GOT)値を下げます。
B型、C型両方のウイルス性慢性肝炎に用いられますが、ウイルスそのものを排除したりその活動を抑制する作用はありません。
インターフェロンなど抗ウイルス薬の効果がない場合にも、この強力ネオミノファーゲンシーの投与によって肝機能の改善がみられ、高齢などでインターフェロンが使えない場合や副作用でインターフェロン治療をあきらめなくてはならない人にも使うことができます。
また急性増悪によってALTが急激に上昇したときにも効果を発揮します。
進展した慢性肝炎や肝硬変に投与してALTを正常範囲に保っておくと、肝がんの発生率が下がるという報告もあります。
重篤な副作用の一つとして、偽アルドステロン症が挙げられます。
アルドステロンは副腎皮質ホルモンの一種で、血圧を上昇させ、カリウムの排泄を促す働きがあります。
このホルモンが過剰になると高血圧、浮腫、低カリウム血症などを起こし、それらの総称をアルドステロン症と呼びます。
血中のアルドステロンが増加していないのにアルドステロン症の症状を示すものを偽アルドステロン症といいます。
強力ネオミノファーゲンシーの主成分であるグリチルリチンにはこの偽アルドステロン症を起こす作用があります。
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