脂肪肝とは
脂肪肝とはへ肝臓に中性脂肪が過剰にたまり肝機能が低下した状態です。
もともと肝臓は脂肪を蓄える機能を持っており、肝臓は食事から摂取した脂肪や糖質から中性脂肪を合成します。
その中性脂肪はおもにエネルギー源として利用されますが、脂肪や糖質を過剰に摂取したり、その消費が少ないと、余った中性脂肪は肝臓に蓄積されていきます。
その結果、肝細胞の30%以上に中性脂肪の蓄積が認められる状態を脂肪肝といいます。
正確な診断には肝生検が必要ですが、日常的な診断では腹部超音波検査など画像診断によって診断します。
脂肪肝の原因としては肥満、食べ過ぎ、アルコールの飲み過ぎ、糖尿病などがあげられますが、最も多いのは肥満による脂肪肝です。
また、肥満でなくても、決まった時間に食事をしない、間食の習慣があるなど食事のとり方に問題のある人や、急激なダイエットなどでは、肥満にならずに脂肪肝となることもあります。
健康診断や人間ドックの結果では成人男性の30〜35%、成人女性の10〜15%に脂肪肝が認められるという報告があります。
脂肪肝の治療の基本は食事療法で、摂取するエネルギー量を減らすと同時に栄養のバランスを考えた食事を心がけます。
また、規則正しい食生活も大切で、アルコール性脂肪肝では禁酒が最大の治療法です。
また、有酸素運動によってエネルギーを消費することも大切です。
肥満やアルコールが原因の脂肪肝は病態が極端に悪くなるということはあまりありませんが、肥満はさまざまな生活習慣病の要因であり、過度のアルコール摂取はアルコール性肝障害の原因となります。
食事療法や禁酒や酒量を減らすことによって脂肪肝を改善することはそれらの予防になります。
肥満でもなく、飲酒家でなくても脂肪肝になることがあります。
@薬物性肝炎による脂肪肝
抗生物質や鎮痛剤、ステロイドなどの服用が原因で脂肪肝になることがあり、この場合、薬を飲むのをやめれば治ります。
A急性妊娠性脂肪肝
妊娠後期に発症し、小さな脂肪の粒が肝臓全体に沈着し、倦怠感や食欲不振、黄疸、肝機能障害が発生し、急激に肝不全を起こします。
肝不全が悪化すると多臓器に障害が発生し、死亡に至ります。
Bライ症候群
子どもに発症し、肝臓を含む多臓器に脂肪が沈着して、意識障害や肝不全、脳の機能不全を起こします。
原因は不明ですが、ウイルス性疾患へのアスピリン投与との関係が疑われています。
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