ウルソデオキコール酸とは
ウルソデオキシコール酸は胆汁酸の一種で、これは胆汁の主成分で、古くから利胆薬として利用されている民間薬の熊の胆(くまのい)の成分と同じものです。
胆汁の流れをよくして胆石を溶かします。
また、血流をよくして肝機能を改善する作用があり、胆石や胆汁うっ滞を伴う肝臓病に使われます。
慢性肝炎でも肝機能を改善する働きも認められています。
さらにウルソデオキシコール酸には肝細胞膜の安定化や、免疫調整作用があり、内服することによって、ALT(GPT)の値の改善することが確認されています。
通常内服を始めてから2〜3カ月たつとALT値が低下しますが、およそ3割程度にALTの改善が見られない例があるとされます。
2007年にC型慢性肝炎治療へも認可されていますが、ウルソデオキシコール酸には肝炎ウイルスを排除する作用はありません。
しかし、慢性肝炎や肝硬変においてALT値を低く保つことは、肝がんへの進展を抑制する効果があることが認められていて、インターフェロンなどの抗ウイルス薬の効果が不十分なときやその副作用で使用できないときなどに利用されます。
熊の胆は能胆(ゆうたん)と呼ばれる生薬で、ヒクマやツキノワクマの胆のうを取り出し、まわりの脂肪を取り除いて乾燥させたものです。
胆汁を固形化したもので、成分には多くのウルソデオキシコール酸を含みます。
またタウリンなども多く、胆汁の流れをよくするとともに、肝機能の改善に効果があると考えられます。
しかしクマの胆のうの利用が、動物保護の観点や違法取引などから問題視されているのも事実です。
ウルソデオキシコール酸が化学合成できる現代では、製剤製品の利用が推奨されます。
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