美肌になるスキンケアの知識のルツボ
成人の皮膚は、広げると表面積が約1.62uもありますが、厚さは皮下組織を除くとわずかに0.5〜2mmほどです。
そこには多くの種類の細胞が集まり、協力しあって全体としての機能を果たしています。
皮膚の役割は、まず外部との境界にあって、紫外線などの有害物質や病原菌の侵入を防ぎ、体を守ることが挙げられます。
体温調節や皮脂の分泌、塩分などの体内物質の排泄などを行うとともに、必要なものの流出を防いで、体内環境を一定に保ちます。
また、張りめぐらされた神経が、触覚や痛覚などを通じて、外部の情報を脳に伝える役割もあります。
皮膚は生命を維持するうえで重要な役割を果たしていますが、大きく分けて外側から内側に、表皮、真皮、皮下組織の3つの層からできています。
それぞれに役割があり、多くの種類の細胞から成り立っています。
@表皮
皮膚のいちばん外側にあり、ハリ、なめらかさなど肌の質感や美しさを左右する部分で、厚さはわずかに0.2mm以下ですが、外界からの異物の侵入と体内からの水分の蒸散を防いでいます。
いちばん外側の角質層は、細菌やウイルスを通さないバリアの役割をはたしています。
表皮は、この角質層から内側に顆粒層、有棘層、基底層の4つから成ります。
表皮は基底層で基底細胞として生まれ、有棘細胞、顆粒細胞と変化しながら外側に押し出され、表面に達したときに角質細胞になります。
また、基底層には、メラニンをつくるメラノサイトが存在しています。
A真皮
表皮の内側にある皮膚の本体ともいえる層で、物理的な衝撃から体を守っています。
部位によって異なりますが、厚さは1〜1.5mm程度で、おもにコラーゲンとエラスチンという丈夫で弾性に富んだたんばく質線維からできています。
この2種類の線維は網目状にはりめぐらされており、そのまわりは真皮内の水分を保ち、皮膚の弾力性をつかさどるヒアルロン酸などのムコ多糖類で埋めつくされています。
これらは真皮内にある線維芽細胞がつくります。
また、真皮には毛の出てくる穴である毛包、皮脂がつくられる皮脂腺、汗が出てくる汗腺があり、ほかには血管やリンパ管、神経も通っています。
B皮下組織
皮膚のいちばん内側にあり、多量の皮下脂肪が蓄えられており、皮下組織の厚さは皮下脂肪の量によって左右され、体の部位や年齢、性別などによっても違いがあります。
皮下組織はエネルギーを脂肪の形で蓄えていますが、外部のショックから体を守り、体温の発散を防ぐ役割があります。
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