炎症性色素沈着とは
老人性色素斑のように丸い形ではなく、モヤモヤした不定形なシミは炎症性色素沈着による可能性があり、化粧品や洗剤、植物、金属などにかぶれて炎症を起こすと、その刺激でメラニンが増産されてシミになります。
ニキビのあとや、蚊に刺されてかき壊したあと、ケガ、やけどのあとも同様です。
炎症がシミになるのには個人差があり、なりやすい人とそうでない人がいます。
炎症性色素沈着は、やけどのあとのように2〜3年で消えるものもありますが、そこに日焼けをすると、老人性色素斑をともなうことになり、消えなくなります。
まちがったスキンケアも炎症の起こる原因になり、洗顔やマッサージで顔をゴシゴシこすったり、パタパタと肌をたたくように化粧品をつけると、眼に見えない炎症が起こり、色素が沈着します。
炎症が起こらないように優しくスキンケアをすることが大切です。
洗顔するときはよく泡立てて洗い、タオルでそっと押さえるよう水気をとります。
目の下の黒ずみは、マスカラやアイラインの色素の沈着ではなく、落とすために皮膚が傷つきシミになるためです。
こすらないクレンジングをします。
クリームなどをつけてすべりをよくして、力を入れずにマッサージを行います。
目の下は皮膚が薄くシミになりやすいのでとくに注意が必要です。
炎症が長引くと、それだけ濃くて大きなシミの原因になるので、あわない化粧品はすぐに使用をやめます。
手の刺激や指についた細菌や雑菌によって炎症が悪化するので、ニキビなどにはさわらないようにします。
炎症性色素沈着が起こりやすいのは、皮膚が弱い人、体が弱く、疲れやすい人と言われています。
肌によい栄養素であるビタミンCを積極的にとるようにします。
ビタミンCは、美白やアンチエイジングに効果的なだけでなく、抗酸化作用にもすぐれ、疲れにくい体をつくるのにも効果を発揮します。
ビタミンCの一日の摂取量は、肌には3000mgが理想です。
なお、チーズや小松菜などに豊富に含まれるカルシウム、ゴマや松の実に豊富なマグネシウムを一緒にとると吸収力がアップされます。
食事で十分にとりきれないときは、サプリメントを利用するのがよいですが、サプリメントに含まれるアスコルビン酸により胃があれることがありますので、空腹時の摂取は避けます。
ピーリングは肌の表面を少しはがして、ターンオーバーをうながし、メラニンの排出を助ける方法です。
本格的なケミカルピーリングは、クリニックでないとできませんが、自宅でもグリコール酸配合のピーリング石けんや、フルーツ酸(AHA)を配合したジェルなどで手軽に行うことができます。
方法は、まず、ピーリング石けんをよく泡立てて、肌の上で泡を転がすようにして洗い、ぬるま湯で洗い流します。
角質を取り去った肌は成分が浸透しやすくなっているので、美白化粧品を併用すると相乗効果が期待できます。
ただし、毎日ピーリングをすると乾燥してしまうので、週に1〜2度の使用にとどめます。
また、炎症性色素沈着には、ビタミンCのイオン導入は効果的ですが、レーザー治療には不向きです。
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