妊娠線を消すには？
①おなかにできた妊娠線は消えないかについて、妊娠線は、おながか急に大きくなって、皮膚が伸びて割れるためにできるもので、ストレッチマークとも呼ばれています。
急激に太ったときにおしりや太ももなどにできる線も同様です。
残念ながら妊娠線は消すことがむずかしく、予防が何より大切です。
予防は、とにかくしっかり保湿をして肌をやわらかく保つことで、おなかに保湿クリームまたは妊娠線予防クリームをこまめに塗ります。
妊娠3～4カ月頃や妊娠後期は、とくに妊娠線ができやすい時期なので注意してください。
②おしりや太もも、ふくらはぎなどにできるデコボコしたものをセルライトといい、食べすぎや運動不足、冷え、加齢などが原因で脂肪細胞が大きくなると、血液やリンパの流れが悪くなり、その結果、脂肪細胞が老廃物をため込んで肥大化します。
この肥大化した脂肪細胞同士がくつつき、大きな塊になったものがセルライトです。
これは、マッサージである程度解消します。
血液やリンパの流れをよくし、老廃物を排出することで脂肪細胞を小さくしていくのです。
セルライトの解消には、エンダモロジーという機械を使用することがあります。
皮膚を引っ張ったり、ローラーをかけたりして、リンパの流れをよくするもので、病院のほかにエステでも行っています。
ただし、あくまでも体のラインを整えるもので、やせることはできません。
③足のにおいは、汗に足の皮膚表面の雑菌が繁殖して起こります。
においのもとを絶つには、まずよく洗って清潔にすることです。
シャワーで足を流すだけでは、きれいに洗っていることにはなりません。
足を洗うときは腰かけに座って、指の閉までよく洗います。
足指と爪の間には汚れがたまりやすいので、石けんとブラシなどていねいに洗います。
足がにおいやすい人は、吸湿性のある綿の靴下をはくのがおすすめです。
とくに5本指ソックスは、指の間に汗がたまるのを防いでくれます。
④デリケートゾーンのかゆみの原因のひとつにカンジタ膣炎があります。
カンジタは皮膚や粘膜に常在する細菌で、疲労やストレスで免疫が低下していたり、抗生物質を利用していると、腹の中で繁殖しやすくなります。
かゆみのほか、白い粉状のおりものが出ます。
皮膚科か婦人科を受診して、薬を処方してもらいます。
また、脂漏性皮膚炎によって、毛の生えている部分にかゆみが生じることや、とくに原因がなくても蒸れたり下着でこすれたりして、かゆくなることがあります。
どちらの場合も、かくとよけいにかゆみが増すので、早めに受診して薬をもらいます。
⑤肌にダメージが少ない除毛法について、体の除毛（脱毛）も抜くよりも剃るほうが肌への負担が少なくてすみます。
脱毛ワックスやテープ、クリームを使う除毛方法もあります。
ワックスは皮膚に刺激になって赤くはれることがあります。
テープは角質もいっしょにはぎとるので、ワックスよりも肌を痛めます。
除毛クリームはアルカリ性の薬で毛を溶かして取り除くもので、抜くよりは肌にやさしいといえます。
ただし、人によっては薬でかぶれることもあるので、初めて使うときはパッチテストをしてからのほうがよいです。
どんな方法でも、事前に石けんで洗って清潔にしてから行います。
また、負担を少なくするために、肌をあたためてやわらかくしておきます。
除毛後は肌の炎症をしずめるために保冷剤をタオルに包んで15分ほど冷やし、クリームをつけて保湿をします。
⑥レーザー脱毛と電機脱毛の違いについて、レーザー脱毛は、黒または茶色に反応するレーザーの光で毛母細胞を焼いて破壊するものです。
電気脱毛に比べて痛みが少なく、短時間で広範囲を行うことができるというメリットがあります。
ただし、自分の発毛周期に合わせて数回の施術が必要です。
脇の下の場合は5～6回が目安です。永久脱毛と呼ばれ、元の状態に戻ることはありませんが、まれに、数年後に1～2本生えてくることもあります。
電気脱毛は、毛穴に細い針を刺して電気を流し、毛根部を破壊するもので、レーザーよりも古くからある脱毛法です。
毛を1本ずつ処理していくので、時間はかかりますが確実に脱毛ができ、二度と生えてきません。
どちらにしても、施術は信頼できる病院や医師を選ぶことが大切です。
なお、レーザー脱毛や電気脱毛、光脱毛は医療行為なので、医師免許のない人が行うのは本来は違法です。
⑦水虫は白癖菌というカビの一種が皮膚に感染して起こる病気で、足がむれると繁殖しやすいので、ブーツは要注意です。
水虫は、足の指の間がかゆくなりジュクジュクするものと思われがちですが、カサカサに乾いている場合もあります。
かかとのカサカサが治らないのは水虫かもしれません。
ミュールをはいている人に、このタイプの水虫が多く見られます。
素足のために感染の機会が多く、水虫になる人が増えています。
水虫を防ぐには、足をむらさないようにして清潔な状態を保ち、公共の場ではなるべく素足にならないようにします。
また、家族に水虫の人がいたら、お風呂マットを別々にしたはうがよいです。
水虫を治すには薬をきちんと塗り、自己判断で薬をやめないことが大切です。
ジュクジュクやカサカサした症状が治まったあとも、1カ月間は塗り続けます。
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