脂性肌から起こる肌の悩み
①毛穴の詰まり
脂性肌の人は、毛穴に角栓ができて毛穴が詰まりやすくなります。
角栓とは、毛穴に皮脂や古い角質がたまって混ざり、かたまりになったものです。
毛穴から盛り上がって見え、角栓はコメドともいい、角栓は毛穴に炎症が起こるとニキビに進行します。
②ニキビ
二キビは毛穴に過剰に分泌された皮脂が詰まり、そこにアクネ菌が繁殖してできます。
20代以降の二キビは、それに加えてストレスや生活習慣などの要因が複雑にからまりあってできます。
思春期の二キビは顔全体に、大人の二キビはフェイスラインに多くできます。
③毛穴の黒ずみ
毛穴につまった皮脂の塊（角栓）が空気に触れて酸化すると、毛穴が黒ずんで見えます。
鼻やその周辺に多く見られます。
シートを肌にはり、一気にはがすタイプの毛穴ケアグッズは皮脂をとりすぎたり、角質を傷めるおそれがあるので使いすぎに注意が必要です。
④赤ら顔（油漏性湿疹）
顔が脂っぼいのにカサカサして、湿疹ができている人は、脂漏性湿疹の疑いがあります。
皮脂の分泌異常や、マラセチア菌というカビの一種が感染して、赤い湿疹ができると考えられています。
頭や額、鼻のわきなどにできます。
⑤化粧くずれ
脂性の人の多くがメイク後の化粧くずれに悩んでいます。
メイク後の脂浮きを抑えるのには、肌を引き締める収れん化粧水が有効で、ファンデーションを塗る前に、収れん化粧水をつけます。
化粧直しは上塗りせず、メイクを落としてから塗り直すのが理想です。
⑥テカリ
皮脂の分泌が多いため、肌がテカテカと光ってしまう状態をいい、入念な洗顔や脂とり紙の使用で緩和されます。
しかし、両方ともやりすぎると逆に皮脂が分泌されすぎる場合があります。
洗顔後は化粧水で水分補給をして、油分の少なめの乳液で保湿をします。
⑦くすみ
くすみのおもな原因は血行不良ですが、肌に余分な皮脂があると、それが酸化して肌のターンオーバーを遅らせる原因になることがあります。
すると、表皮の古い角質がはがれず、角質が厚くなったリキメがあらくなり、肌がくすんで見えるようになります。
⑧キメがあらい
毛穴が開いていると肌のキメがあらく見えます。
脂性肌は皮脂が詰まって毛穴が開き気味になりやすいので、キメがあらく見えがちです。
肌のターンオーバーがスムーズであればキメが整うので、正しい洗顔と保湿のケアをしっかり行います。
⑨毛穴の開き
毛穴は加齢によりたるんで細長く伸び、開いてきます。
それは真皮のコラーゲンが不足して肌の弾力が低下するためです。
さらに、過剰な皮脂分泌で常に角栓ができていると、毛穴の開きを助長させることになります。
毛穴ケアで改善するようにします。
⑩薄毛
女性で薄毛の人には頭皮が脂性の人が多いといわれています。
髪は抜けるときには、新しい髪に押し出されるようにして抜けていきます。
毛穴が皮脂で詰まっていると生え変わりがスムーズにいかず、薄毛の原因になります。
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