敏感肌を治療する
敏感肌になったら、それは体からの危険信号で、肌が乾燥して抵抗力が弱くなっているところに、季節の変わり目や月経の前後、体調の悪さなどが重なるとトラブルが起こりやすくなります。
肌のターンオーバーが正常に働いて、バリア機能が回復するように十分な休息と睡眠をとるようにします。
ゆっくり入浴するのもおすすめで、体が温まると血液の循環がうながされて老廃物を排出しやすくなるし、角質層が水分を含んで柔らかくなるので、古くなった角質がはがれ落ちやすくなります。
38～40度のぬるめの湯にじっくり浸かれば、リラックスしてぐつすり眠れます。
ただし、お風呂から上がったらすぐに保湿します。
ストレスがたまらないように、日ごろから発散するように心がけます。
ストレスは自律神経が乱れる原因になります。
自律神経をつかさどる脳の視床下部は女性ホルモンの働きにも関わっているので、自律神経の乱れは女性ホルモンのバランスに影響します。
月経前に敏感肌になる場合は、体を冷やさないことを意識します。
夏でも冷え予防のために、かならず下着を身につけます。
そして、イソフラボンなど、女性ホルモンを整えるような成分も意識的に摂取し、ターンオーバーが乱れないように注意します。
敏感肌になったときに、刺激になったと思われる化粧品などに心当たりがあるなら、すぐにその使用を中止します。
突然敏感肌になったときに備え、「これだけはかぶれない」という化粧水や乳液、クリームなどがあると安心です。
そして、それらを携帯して1日3～4回は保湿成分を肌に補充してあげます。
ファンデーションはクレンジングが必要になるので、炎症が落ち着くまでつけるのをやめます。
外出の際はクリームなどで保湿をして、日焼け止め剤を塗り、フェイススパウダーを重ねます。
化粧品を購入する際は、かならずパッチテストをして、かぶれないものを選びます。
ただし、敏感になってからは、化粧品をむやみに新しいものに替えてはいけません。
敏感肌は刺激を与えないことが大切なので、パーマやカラーリングも肌の調子が落ち着くまで我慢します。
たとえば花粉や金属などある特定の物質にのみにかぶれるという場合は、アレルギーとの関係も考えられます。
検査をして、かぶれの原因になる物質が特定できれば、それを取り除くことでトラブルを防げます。
新しい化粧品を試すときにはかならず売り場で試供品をもらってパッチテストをします。
①1日2～3回、二の腕の内側の同じ場所に化粧品をつけて3日間様子を見ます。
②かゆみや赤みがでなかったら、同じように顔につけて2～3日間様子を見ます。
③反応がでなかったら大丈夫といえます。
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