肝斑(かんぱん)とは
肝斑は頬骨を中心にして左右対称に、モヤモヤと広がってできるのが特徴で、要因は女性ホルモンのバランスの変化などと考えられており、妊娠や更年期などでホルモンバランスが崩れやすいときや、長年ピルを服用していた人が出やすいことがわかっています。
妊娠を契機にできた場合は、出産後2〜3カ月で消えることもあります。
肝斑にはトラネキサム酸の服用がもっとも効果的で、この薬は止血剤の一種ですが、肝斑の原因となるメラニンの生成を抑える作用があります。
ビタミンCとEをあわせて飲みます。
ただし、血液が溶けにくくなることから、血栓性の病気のリスクのある人は医師に相談するなど、注意が必要です。
また、どんな肝斑にも効くとは限らないので、皮膚科で診断を受けて処方してもらいます。
肝斑はホルモンの変化などによってできるものなので、レーザー治療は不向きです。
紫外線などの刺激や女性ホルモンの変化を受けると、表皮細胞からメラニン生産刺激物質が放出されてメラノサイトのチロシナーゼが活性化し、メラニン生成が行われます。
トラネキサム酸はメラニン生産刺激物質やチロシナーゼの働きをブロックする役割を担い、メラノサイトのメラニン生成が抑えられるので、肝斑は薄くなっていきます。
トラネキサム酸は服用以外に、イオン導入や超音波導入といった方法でも取り入れられています。
肝斑の主な原因はまだ、はっきりとはわかっていませんが、女性ホルモンのバランスの変化と紫外線が関係していると考えられています。
肝斑が広がりやすいところは、頬骨の上など紫外線を浴びやすい部分で、日常的に日焼け止め剤を塗ってファンデーションを重ねるなど、UVケアの習慣をつけ、日傘や帽子なども活用します。
肝斑も強く肌を摩擦すると広がったり、色が濃くなったりし、炎症性色素沈着をともなうこともあるので、洗顔などのケアはソフトタッチで行います。
マッサージをするときは、摩擦をおこさないように、なでるというよりもそっと押さえるぐらいの感覚で行います。
紫外線のダメージから細胞を守るビタミンA、C、Eやポリフェノールなどの抗酸化物質を含む食品を積極的にとるよういします。
肝斑は女性ホルモンのバランスの変化などが影響すると考えられており、女性ホルモンのバランスは、過労や睡眠不足、不規則な食事などでくずれやすくなります。
肝斑自体が濃くなったり広がったりするだけでなく、疲労によって血行が悪くなり、顔色がくすんでシミが濃く見える場合もあります。
疲労をためこまないように、早めに休息をとり、栄養バランスのとれた食事を心がけるようにします。
また、悩みや不安などストレスを感じると、肝斑が濃くなったり広がったりするという報告があります。
それは、メラニンを生成するメラノサイトがストレスによって活性化するためといわれています。
親しい人とのおしゃべりや、アロマテラピー、半身浴、ホットタオルで目のまわりを温めるなど、リラックスできる方法を探して、ストレスを解消するようにします。
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