紫外線による病気とは
紫外線を浴びすぎると日焼けやシミ、シワ、皮膚がんなどさまざまなトラブルを引き起こし、なかでも皮膚がんは命にかかわります。
紫外線によって細胞の核が傷つき、それが修復できずに発症します。
通常は傷がついても修復されますが、日焼けを繰り返すと修復ができなくなり、発症しやすくなるのです。
また、長年にわたって紫外線を浴び続けると肌の老化が起こり、これを「光老化」と呼び、加齢による老化と区別します。
光老化では、シミが増える、シワが深くなる、ハリを失う、皮膚が厚く硬くなる、褐色になる、ガサガサになる、くすむなどの症状があらわれます。
紫外線は皮膚以外に、目にも悪影響を及ぼします。
紫外線が目の水晶体に達すると、酸化を起こして水晶体をくもらせ、白内障を発症することがあります。
また、紫外線を大量に浴びやすいスキー場では、「雪目」といわれる角膜のやけどを起こすことがあります。
紫外線に対して、あまりにも神経質になる必要はありませんが、紫外線の浴びすぎが肌によくないことは事実です。
ビタミンDをつくるためには日光浴が必要なのではと心配する人がいます。
たしかに外に出る機会が少ない人や日照時間が少ない地域に住んでいる人などは、ビタミンD不足になり健康を害することがあります。
しかし、ふつうの生活をしていれば、1日に必要なビタミンDは体内で十分につくられています。
また、ビタミンDは食べ物からも体に取り入れているので、わざわざ日光浴はしなくても大丈夫です。
@日焼け(日光皮膚炎)
日焼けは紫外線による一種のやけどで、皮膚が赤くなり、ほてりや痛みがともないます。
ひどい場合は水ぶくれができ、さらに重症になると、頭痛、発熱、悪寒、食欲不振、吐き気が起こり、生命に危険を及ぼすこともあります。
症状がひどい場合は、すみやかに病院へ行くようにします。
Aシミ
紫外線を浴びると、表皮の基底層にあるメラノサイトがメラニン色素をつくって肌や細胞の核を守ろうとします。
通常は、肌のターンオトバーによって、メラニン色素ができた細胞ははがれ落ちていきますが、メラニン色素が過剰につくられると、色素がシミとして残ります。
Bシワ・たるみ
紫外線が皮膚の真皮にまで達すると、コラーゲン線椎が切断され、コラーゲンをつなぎとめて支えているエラスチン線維が変性します。
このため、皮膚が弾力を失って、シワやたるみを引き起こします。
これが長期間繰り返されると、シワはさらに深くなります。
C皮膚がん
紫外線を浴びると、メラニン色素がつくられて細胞の核のDNAを守ろうとします。
しかし、大量に浴びると守りきれずにDNAが損傷を受けてしまいます。
さらに、何度も損傷を受けていると、損傷を修復することができなくなり、皮膚がんを発症しやすくなります。
長時間、紫外線を浴びると皮膚の水分が蒸発して、肌の乾燥を招きます。
肌が乾燥すると新陳代謝が滞り、肌の弾力が失われ、くすみやキメの乱れ、シミなどのトラブルも起こりやすくなります。
日焼け止め剤で紫外線を防ぐとともに、保湿ケアもしっかり行うようにします。
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