体と顔の皮膚の違いとは
頭も体も1枚の皮膚でつながっており、皮膚は、広げると畳1枚分はどの面積になります。
ふだん、皮膚を、たんなる「皮」ととらえがちですが、重要な役割をしている体の一部です。
そのため、体が健康だと皮膚もいきいきと輝いていますが、内臓の調子が悪いと皮膚に異常があらわれることがあります。
たとえば、「腸の調子が悪くて便秘が続くとニキビができる」「胃腸が弱っていたら、じんましんがでた」といったことはよくあることです。
このようなことから「皮膚は内臓の鏡」といわれています。
また、皮膚は体の外側にあって、光や温度変化、湿気、大気中のホコリや細菌など、さまざまな刺激から体を守ってくれていますが、そうした皮膚のバリア機能も、健康でないとうまく働きません。
不健康だと皮膚の状態も不安定になり、少しの刺激で皮膚にトラブルが起こることがあります。
健康は、美しい肌を保つために欠かせない要素なのです。
体の皮膚も、表皮、真皮、皮下組織と分けられる構造やその働きは、顔の皮膚と同じです。
しかし、厚さにはかなり違いがあり、顔の皮膚は0.6〜1.5mm程度ですが、体は皮膚の厚さは平均すると2o前後です。
しかし、体の皮膚の厚さも同じではなく、もっとも厚いのが足の裏、ついで手のひら、手足の指の腹面で、後頭部やうなじ、背中も顔と比べると厚い部位です。
ひざやひじでは、曲げたときに伸びる外側のほうが厚くなっています。
つまり、外部の刺激から体を守らなければならないところは厚く、顔のように繊細に筋肉の動くところは薄いというわけです。
足の裏やかかとは、皮脂の分泌が少なく乾燥しやすいので、厚い皮膚のうえに古い角質が積み重なって硬くガサガサになりがちで、これは体の防御反応の一環ですが、割れて出血したり、黒ずんで見た目が悪くなることもあるので、保湿クリームで乾燥を防ぎ、軽石などでこすって古い角質をとるようにします。
皮脂を出す皮脂腺の数は、体の部位によってちがい、皮脂腺は頭、顔、胸、背中、手足の順に多く、とくに髪の毛がある頭皮、顔の中心部、胸や背中の中央部、わき、ひじやひざの内側は皮脂が多く分泌するところです。
少ないのは腕や脚で、手のひらや脚の裏には皮脂腺はありません。
皮脂の分泌量は夏に多く、冬に少なくなり、冬になると肌がカサカサしてくるのはこのためです。
また、食事にも関係があり、糖分や脂肪をとりすぎると分泌量は多くなります。
ストレスや睡眠不足などによって自律神経のバランスがくずれた場合や、年齢によっても分泌量は変化します。
このように、体の皮脂量はいろいろな影響を受けて変化し、その変化により湿疹やかゆみ、乾燥などの皮膚トラブルが起こることがあります。
トラブルを防ぐには、ふだんから自分の体の皮脂の多い部分や少ない部分を把握して、「清潔に保つ」「うるおいを与える」などのケアをしっかりと行うことが大切です。
また、食事や生活習慣を見直し、ストレスをうまく発散してホルモン分泌や自律神経のバランスをとることで皮脂の過剰分泌などを避けるようにします。
髪も爪も皮膚の一部で、ケラチンというタンパク質でできています。
髪は、皮膚から出ている部分の「毛幹」と皮膚の中にある「毛根」に大きく分けることができます。
毛根部分の髪は生きていますが、皮膚の表面に出ている髪は角化してすでに死んだ細胞です。
つまり、髪は自分で修復することができないので、できるだけ傷めないような生活を心がけることが大切になります。
1日5分で小顔に変身
美顔器「エステナードソニック」
楽天で角質ケア商品をさがす
AmazonでHABAの美容液を探す |
|