統合失調症のうつ状態
統合失調症の発病前にうつ状態である場合は多くあり、また、統合失調症の慢性経過の中でうつ病になることも多くあります。
統合失調症の症状とうつ病に当てはまる症状が同時に、時には交互に出現することもあり、この場合は統合失調感情障害といわれます。
また、統合失調症のほとんどの人のIQ(知能指数)は正常範囲です。
IQの高い人は経過がよいといわれています。
生まれつき知的発達が遅れている人にも統合失調症が発症することがありますが、特に統合失調症の発病が多いわけではありません。
また、統合失調症の治療は、薬物療法が行われ、非定型抗精神病薬が使用され、副作用も少なく、意欲低下などの改善にも効きます。
服薬治療は長期に及ぶことになり、途中で服薬を中止すると5年以内に90%以上の確立で再発することが知られています。
抗精神病薬の副作用としては、手足のふるえ、体が硬くなるなどのパーキンソン病に似た症状や、自分の意思でコントロールできない不自然な動きである遅発性ジスキネジアなどがあります。
最近使用される非定型抗精神病薬では、このような副作用は少ないのですが、体重増加や糖代謝に対する影響などがあります。
うつ病がんばるな!
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