リストカッティング症候群とは
リストカッティング症候群とは、現実感が希薄になり、破壊的、自己中心的な行動に走ってしまい、自殺に至りませんが、手首などへの自傷行為を繰り返すことをいいます。
自傷行為を行う直接の動機のひとつは他者への攻撃であり、もうひとつは自己への攻撃であり、自分のつらさをわかってくれない人たちへの攻撃をという側面をもつ一方で、人に心配させている自分への責でもあるといわれています。
リストカッティングによる血や傷を見ることで、抑うつ気分や離人感から解放され、安堵感、満足感、自己存在感の確認を得ているともいわれています。
リストカッティング症候群は、圧倒的に若い女性に多く、思春期が葛藤と混乱に満ちた不安定な時期であるとともに、性衝動や攻撃性が活発化する時期でもあり、自我機能が十分発達していないために、暗示にかかりやすく、情緒が不安定になり問題行動が出現しやすいためといわれています。
また、若い女性に多くみられる摂食障害は、食行動に異常をきたす病気であり、神経性無食欲症(拒食症)と神経性大食症(過食症)があります。
特に女性に多い理由は、痩せ型体型を賞賛する社会的背景が要因であるといわれています。
自我機能が確立されていない思春期には、女性誌、マスメディア、インターネットによって提供されるダイエット関連の情報に影響を受けやすく、その中の不適切な情報をうのみにしてしまうことが多いのです。
うつ病がんばるな!
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